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NetCacheBack readme (JPN)
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Text File
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1996-05-12
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11KB
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134 lines
NetCacheBack 0.9d6- an AppleScript document
Copyright (C)1995-96 Mizutori Tetsuya (水鳥哲也)
This is a freeware program.
-- May 12, 1996
NetCacheBackは、Netscape Navigator(TM) のキャシュファイル(例: cache123000)を、本来のファイル名(例: index.html)に差し替えて、必要なら新規にフォルダを作成し、URLが示す通りのフォルダ内に移動するものです。AppleScript言語で記述しています。
漢字Talk7.5以降で動作します。つまり、適切なスクリプト対応のFinder と、スクリプティング機能追加が必要です。
・ *** 重要 ***
Netscape Navigator 2.0.x をお使いの方へお願い:私はCache logデータベースの解析をしましたが、これは完璧とは言えません。そしてそうでないとよいのですが、今後の2.0.xのベータ版や最終版で、データベースの書式が変わるかも知れません。そのときは、もちろん、最善を尽くしてかじりついていくつもりです。どうぞ、今後のNetCacheResolverに注目していて下さい。
・ *** 目次 ***
-----------------
・ NetCacheBackプログラムのインストールの仕方
・ Netscape NavigatorのCache folderは、秘密の宝石箱だよね
・ NetCacheBackはどのように作動するか、簡単に説明しましょう
・ NetCacheBackの正しい使い方はどんなかしら?
・ NetCacheBackの動作設定について
・ 使い方のコツとツボ
・ 現在、わかっている問題点
・ 0.9dx版からの変更
・ 配布しているファイルの内容
・ NetCacheResolverについて
・ ご意見や障害報告は、お気軽にどうぞ
・ 私のWWWページの住所
-----------------
・ NetCacheBackプログラムのインストールの仕方
標準的なプログラムの配置を、以下のようにして下さい。
myFolder:
|-- NetCacheBack
|-- NetCacheResolver
Macintosh HD:システムフォルダ:初期設定:
|-- NetCacheBack Prefs
同梱の"NetCacheBack Prefs"ファイルを、システムフォルダ内の「初期設定」フォルダにコピーして下さい。NetCacheBackの動作には、この設定ファイルは必ずしも必要ではありませんが、その場合はNetCacheBackがもつ標準の設定値が使われます。標準の設定値では、しかし、content-typeに応じたファイルの属性変更ができません。詳しくは、「NetCacheBackの動作設定について」の項を見て下さい。
・ Netscape NavigatorのCache folderは、秘密の宝石箱だよね
Netscape NavigatorでNetSurfすると、それまでに読み込んだ HTML文書や画像は、Cache folder に一時的に保管されます。ところが、このキャシュファイルは、
1.1Nの場合:
Cache log --- キャシュファイルとURLとの対応表
cache123000-2 --- HTML文書や画像ファイル
2.0.xの場合:
CCache log --- キャシュファイルとURLとの対応表
cache123000.html --- HTML文書や画像ファイル
という形式になっているため、一目見ただけではファイル間の連絡関係がわかりません。
・ NetCacheBackがどのように作動するか、簡単に説明しましょう
1.1Nの場合では、例えば、Cache logには、次の対応関係が記載されているとします。
cache123000-2 http://home.netscape.com/home/index.html text/html
このキャシュファイルを、NetCacheBackアイコンにDrag&Dropすると、ファイル名が替わり、新しいフォルダ内に移動されます。必要ならば、新規にフォルダを作ります。例えば、
[現在のフォルダ]:cache123000-2
--> [現在のフォルダ]:[home.netscape.com]:[home]:index.html
このindex.htmlのホームページから、関連するページや画像をたどることができます。
2.0.xの場合では、NetCacheBackは最初に2.0.xのCCache logファイルからCache logと同じ書式のデータレコードを受け取ります。これはNetCacheResolverの仲立ちで行います。あるいは、あなたが手作業でCache logファイルを新しく作り出すこともできます。この場合は、CCache logファイルをNetCacheResolverのアイコン上にDrag&Dropして下さい。ただし、Cache logファイルが既に存在していて、さらにファイルの更新日時がCache logの方がCCache logよりも古いという場合には、Cache logは自動的に更新されます。一旦、Cache logができますと、NetCacheBackは動作が終わった後もわざわざCache logファイルを削除しません。
・ NetCacheBackの正しい使い方はどんなかしら?
Cache folder内のキャシュファイルをいくつか選択してNetCacheBackアイコンに落とすだけ。
Cache folder自体は、どこにあっても構いません。しかし、Cache log(または、CCache log)ファイルはキャシュファイルと同じフォルダ内に置いて下さい。
ファイルの属性も同時に変更されます。HTML文書はNetscape Navigator用の文書として、また、画像ファイルのGIFとJPEGは、JPEGView用の文書に変化します。この属性の対応関係は、設定ファイル"NetCacheBack Prefs"に書かれていますから、好みに応じて新しい関係を追加するなどして調整してみて下さい。
・ NetCacheBackの動作設定について
設定ファイル"NetCacheBack Prefs"内の動作設定値は、二つに分類されます、ERROR-HANDLINGとCONTENT-TYPEです。通常のMacintoshプログラムの設定ファイルと異なり、ここでの設定ファイルはただのテキストファイルです。ですから、よく使われるテキストエディタで簡単に編集することができます。しかし、ちょっと気懸かりなのは、何となくUnixの*.rcやWindozeのWIN.INIファイルに似ていることですね、ああ、おぞましい;-) 設定ファイルの書き方は、そのファイルの中で簡単に解説しています。
[ERROR-HANDLING]
・ TRACELOG (default:=yes)
この設定値が"yes"の場合は、NetCacheBackはエラーに出会ったら、その内容を記録ファイル"NetCacheBack log"に書き込みます。この記録ファイルは、Cache folder内に置かれます。
・ VERBOSE (default:=yes)
この設定値が"no"の場合は、たとえ処理の途中で「Can't move file A to B」というようなエラーに出会っても、本来の処理を中断してまでも注意ダイアログを表示しません。AppleEventでは、ダイアログで「OK」待ちで時間切れになることがありますから、それを避ける良策となります。
・ OVERRIDE (default:=no)
この設定値は、ファイル操作でエラーが生じた際に、処理を中断させないための便法です。ファイル名が長すぎたり、同名のファイルがあった場合は、NetCacheBackは名前を縮めたり旧いファイルを消去したりして、キャシュファイルを何とか変換して、活かそうとします。ここで注意ですが、TRACELOGが"yes"であれば、この例外的な処理経過は"NetCacheBack log"に記録されます。
[CONTENT-TYPE]
あなた用のファイル属性の対応関係を追加したりして、必要に応じて対応表を書き換えて下さい。標準的な対応関係は、次の通りです。
contentType fileType creatorType 対応アプリケーション
text/plain TEXT ttxt SimpleText
text/html TEXT MOSS Netscape Navigator
image/gif GIFf JVWR JPEG View
image/jpeg JPEG JVWR JPEG View
application/pdf PDF CARO Acrobat Reader
application/x-director FGDM AFTB Macromedia Shockwave
・ 使い方のコツとツボ
データベースを検索する場合、文字順や数値順に注目してレコードを並べ替えておくと大変によいことがあります。並べ替えの鍵は、「名前」,「容量」,「日付」などです。Finderのウィンドウ内ではファイルはこの表示方法によって並んでいますが、NetCacheBackは同じ並び方でcache logデータベースを再構成します。もちろん、NetCacheResolverの手を借りて並び替えます。このように同じように整列していると、Drag & Dropしたキャシュファイルの先頭のファイルは、常に、cache logデータベースの最初のレコードに見つかることになり、検索はすばやくなります。さらに、NetCacheBackは、用済みのレコードは内部データベースから取り除きますから、データベースの規模は次第に小さくなっていきます。では、一言でいうと、何をすればよいのでしょう。答えは簡単、キャシュファイルの「すべてを選択」して、NetCacheBackアイコン上に落とせばよいのです。cache logデータベースがどんなに大きくても、ひとつの処理時間は大体2〜5秒以内で終わります。
・ 現在、わかっている問題点は、(ああ困った)
1. 動作が非常にのろいです。Cache log(または、CCache log) のファイルサイズに左右されますが、ひとつのキャシュファイルを片づけるに、平均で5秒くらいかかります。これはCache folderに100個位のファイルがある場合です。むむ、最適化の余地がありますね。;-)
2. 多数(経験的には100くらい)のキャシュファイルを選択して Drog すると、往々にして、ファイルパス名の文字列処理に失敗して動作が中断することがあります。単独に再試すれば、無事に通るのですが。
それとも、アプリケーションメモリの大きさを増やしてみてください。「情報をみる」ダイアログで設定できます。現在は、「600KB」を割り当てています。多分、普通に利用するには十分ではないかと思います。大体、Cache folderの容量が5MB、おおよそ500個のキャシュファイルが貯められる目安です。
3. HTML文書の中では、href指定が「相対パス」で書かれていることが最善です。「絶対パス」ですとちょっと面倒があって、手作業でパス名を書き替える作業が残ります。AppleSciptで自動化もできそうですが、ちとつらいかな。もしできたとしても、著作権の問題が残るのでしょうね。
・ 0.9d5版からの変更 (October 26, 1995)
1. 昨日、えっ今日は何日なの:-)、未知の欄構造体(Unidentified Field Object)にCCache logデータベース内で遭遇しました。この潜伏体を「export」と名付けましたが、これまで想定していないものでした。ですが、ほとんどの方は気づかれなかったのではないかと思います。NetCacheResolverは正しく対処できませんでしたので、修繕しました。
2. NetCacheBackの動作設定を、"NetCacheBack Prefs"設定ファイルで指定するようにしました。さらに詳しく知りたい方は、「NetCacheBackの動作設定について」の項をご覧下さい。
3. エラー時の動作設定を、TRACELOG、VERBOSE、OVERRIDEから選択できるようにしました。標準の設定状態では、NetCacheBackは警告ダイアログを出さずにノンストップで処理を継続します。そして、エラー状況を記録ファイル"NetCacheBack log"に書き出します。「NetCacheBackの動作設定について」に詳しく書いてあります。
4. 新旧二つのCache logデータベース、Cache logとCCache log、が同じフォルダ内に同居した場合、NetCacheBackは正常にCache logを読むことができませんでした。AppleScriptEditor 1.1.1 にバグがあるらしくて、この障害は、global変数が正しく扱われないことに起因しています。スクリプトをちょっと書き足して、この問題を回避しました。
・ 0.9d4版からの変更 (October 22, 1995)
ごく希に、キャシュファイルの情報に「content-type」欄が含まれることがあります。あなたはこの例外を経験したことがありますか?NetCacheResolverはうまく対処できませんでした。直しました。
・ 0.9d3版からの変更 (October 15, 1995)
NetCacheResolverは、Cache logレコードを「名前」,「日付」,「容量」などによって、並べ替えする機能をもちました。並べ替えのおかげで、NetCacheBackは迅速にデータベースの中から所望のレコードを捜しだすことができます。大体、前版よりも、2倍から20倍ほど高速になっています。つまり、検索時間は、データベースの規模に依らずに、一定に保たれます。Netscape Navigator 1.1Nと2.0.xの両方に効き目があります。詳しくは、この文書の「使い方のコツとツボ」の節に書いてあります。
・ 0.9d2版からの変更 (June 13, 1995)
ついに、NetCacheBackはNetscape Navigatorの1.1N版と2.0.x版の両方で動作するようになりました。この二つの版の間には、cache logファイルのレコード書式に相違があります。2.0.xをお使いの時は、最初にNetCacheBackは2.0.xのcache logデータベースを変換して、新しく1.1N書式のデータベースを作ります。この変換は、NetCacheResolverが手助けして実行します。
・ 配布しているファイルの内容は、
1. NetCacheBack -- a droplet AppleScript application
2. NetCacheBack Prefs -- システムの「初期設定」フォルダに移して下さい
3. NetCacheBack source -- a source code written in AppleScript
4. NetCacheBack readme -- just this file you are reading
5. NetCacheResolver -- an AppleScriptable helper application
6. NetCacheResolver readme
これはフリーウェアです。配布はご自由にどうぞ。
・ NetCacheResolverについて
NetCacheResolverの手助けによって、2.0.xのCCache logデータベースを、1.1NのCache logへ変換することができます。AppleScript対応のプログラムですから、要求命令に呼応して、変換結果をNetCacheBackに直接送ることもできます。このプログラムはMetrowerksのCodewarriorで書かれていて、ソースコードも公開しています。NetCacheResolverに関してのソースコードは、"info-mac"の書庫サイト内の開発用ソースディレクトリに別個に置きましたので、そちらをご覧下さい。または、私のWWWページにも置いてあります。
・ ご意見や障害報告は、お気軽にどうぞ
mailto:mizutori@ai.rcast.u-tokyo.ac.jp
or mailto:mizutori@po.iijnet.or.jp
・ 私のWWWページの住所はこちらです
http://www.bekkoame.or.jp/~mizutori/software/catalog.html
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水鳥哲也@先端研.東大
mizutori@ai.rcast.u-tokyo.ac.jp